現在、豊川のセレクトショップ analogさんで、
millefeuilleの建築展を行っています。
4月10日~24日まで


4月17日(土)と24日(土)は私たち二人で一日analogさんに滞在しています。

4月10日の初日、来てくださった方とお話しして、

改めて皆さんの「素朴な疑問」を聞くことができてとても新鮮でした。

「家ってお金を掛けたら掛けた分良くなりますか?」

「ミルフィーユさんの他社にはない強みって何ですか?」


そうですよね、そういう事が分からないですし気になるんですよね。

大きな買い物ですし、ハウスメーカーも設計事務所も世の中には沢山あるわけで。


改めて、二人でその事も話しました。



今日は一つ目の「家ってお金を掛けたらその分いい物になるんですか?」

という質問について。

結論から言うと、
「そう思う人にとってはYES」
「そう思わない人にとってはNO」かなと思います。


これって、奥が深い質問だなーと思いました。


この場合、ポイントになるのって

「良い家=高い家」なのか?という事と、
何をもっていい家となるのか?というところ。


他の物に置き換えてみてもいいかも。

「いい服=高い服?」

「いいお酒=高いお酒?」

そして、高いというのはどういう理由で高くなっている事が多いのか。

それは結構家でも服でもお酒でも同じかもしれません。


一つは素材。

シルク100%と化学繊維の服の金額はやっぱり違うし、

人工甘味料の缶酎ハイとオーガニックBIOワインも違う。

そしてもう一つは手間と時間。

一瞬で工場で作られるのか何年も寝かせて作るのか。
それとも手作業で作るのか。

そして広告やブランド。
人気の女優さんを起用して大々的に打ち出すのか否かもあるかもしれませんし、

そのブランドの服だから高くても買いたいと思っているのかどうか、もあると思います。




家で言ったら

素材は全て漆喰の壁で無垢材の床にしたいのか。

一瞬で工場で組み立てられる家がいいのか大工さんに作ってほしいのか。

テレビCMでよく見る会社がいいのか、否か。

その会社のブランド名が欲しいのかどうか。


AかBかを考えたときにAがいいな、Bが良いなと思う理由って、

金額だけではないハズです。


全部綺麗にする事よりも、コンクリートむき出しの方が好きな方もいるし、

ブランドの安心感よりも、個々の繋がりであの人に作ってほしいと思える人に頼みたい人もいる。

全館空調で一年通して同じ気温で暮らしたい人もいれば、
熱い寒いを感じて生きたい人もいる。

人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、


服やお酒はすぐに選択できるのに、

なぜ「家づくり」となると途端に分からなくなってしまうのか?


それは、この
「AかBか」という問いが多すぎるからだと思います。


土地探し、マンション探し、予算決め、会社選び、間取り検討、素材決め、キッチンやお風呂の設備、、
カーテンや照明に収納や家具、、

その全てで、AかBかを迫られる。


しかも自分ひとりではなく、家族みんなの意見がある。


そりゃ、いい家ってなに!?ってなりますよね。


でもごめんなさい。

良い家=○○という答えは私達ではなく、お客様が決めるもの。

高ければ高いほどいい家になると思うかどうかは、
その人の基準なのです。


そして、それにずーっと寄り添うのが私たちの仕事だと思っています。

じゃあ、ミルフィーユさんって他の会社と何が違うの?

これはまた次回、書いてみたいと思います。