自宅兼事務所のオープンルームやセミナーを定期的に開催しておりますが、
その際に、得られるものは何なのか?
について書いてみます。
リノベーションやリフォーム、
家づくりをご検討の方は、実際の空間を体験してみたいと思いますよね。
体験して得られることは沢山ありますが、
私たちの自宅兼事務所であれば特徴的なのは
以下の3点が挙げられます。
①壁式構造のマンションの活かし方が分かる。
私たちのマンションは築33年の鉄筋コンクリート造。
この鉄筋コンクリート造というは、
ラーメン構造と壁式構造の二種類に分かれます。
とっても簡単に説明してしまうと、
ラーメン構造は壁がほとんど解体出来るので、リノベーション向きです。
一方壁式構造というのは、名前の通り壁が構造になっているので、
取れない壁が存在します。
不動産会社から出ている間取りを見れば
どちらの構造かはすぐに判断ができます。
私たちのマンションは壁式構造だったので、
取れない壁があったんですね。
この取れない壁を活かしながらリノベーションしたので、
壁式構造であっても、こんな風にリノベーション出来ますよ。
という事を現地で確認していただくことができます。
もし、購入を検討している間取りが有ればお持ちください。その場で壁が取れるのかどうか?
キッチンや水まわりが動かせるのか、判断出来ます。
②自然素材をつかっているので、経年変化を見ることが出来る。
私たちの自宅兼事務所の壁は漆喰、
床は無垢材を使っています。
和室の畳もイ草です。最近では畳も樹脂の物も多いですよね。
他にもタイルやモルタル、ヨーロッパの自然塗料やカーテンにはリネンなど。。
おそらく大量生産とメンテナンス性のみを重要視した素材とは少し違ったものを使ってるので、
そんな素材を取り入れたいなと思っている方に参考にして頂けます。
メリットデメリットを両方お伝えできます。
③ダウンライトではない間接照明の灯りを体感できます。
私たちの自宅兼事務所は、
LDKの天井には照明をつけませんでした。
天井の照明といえば、代表的なものは
ダウンライトや丸い大きなシーリングライトでしょうか。
天井からのそういった灯りも素敵なのですが、
自宅では実験的に壁につけたブラケットライトや、床に置くスタンドライトのみで明るさを確保してみました。
結果、夕方からぼんやりした明かりの中で
リラックスして暮らすことが出来ています。
現在の日本の住宅には、大体天井にダウンライトが付いていますが、ヨーロッパや北欧の住宅にはあまり天井に照明は付いていません。
日本とヨーロッパでは環境が違いますが、
そういったぼんやりした灯りの暮らしを体験していただけます。
灯りを体験したい方は16時以降のお越しをお勧めします。
大きくは、この3つになります。
そのほか、オーダーキッチンやオーダーバスなど既製品ではなく、作ってみる。
ということも意識して設計しました。
また、実際にお話を伺っていく中で、
お客様に合った資金繰りについてもご相談に乗ることができます。
これまでの経験で、
自営業の方や転職者、また60代の方のケースなど、さまざまな方の相談に乗ってきました。
リフォームや家づくりについて、
初めの一歩踏み出したいなと思っている方に
オススメしたいオープンルームです。
そして最後に、、
実家のリノベーションを計画していて思いましたが、
家を建てたりリフォームをするというのは、
同時に家族の未来を考える作業でもあります。
子供は何人欲しいかな?
どんな風に育てたい?
そもそもマンションを買う必要はあるのかな?
そんな事ってなかなか改まって考えませんよね。
でも不思議なもので、家というのはとても大きな買い物。だからこそすごく考えるんです。
これからのことを。
リノベに憧れていたけど、話を聞いたら賃貸でもいい気がしてきた。
そんな気持ちもOK.
夫婦で話し合うきっかけにして下さいね。