人間はいかに知らない事が多いか、
今の20代は知らない事に対して「・・・いやぁ知らないです、、」と答える。
自分が20代の時は「知ってる!知ってる!」と答えていた。
それは知らない事に対してその場限りの強がりにすぎない、、

「民藝知ってる?」
「知ってる!知ってる!柳宗悦だよね!」
20代だったらこれで終わっていた、でも今は、
「なんとなく民藝の本も読んだことあるし、河井寛次郎でしょ、
京都の記念館も行ったことあるし、濱田庄司は益子焼で有名だし、
なんなら先月芹沢銈介美術館行ったから民藝なんて知ってるよ!」
ぐらいまで知っていたが、
いかに民藝を知らない事かを知りました、、、

民藝100年展、歴史を知らないからこそボリュームも把握できずに
白樺時代のロダンの彫刻から有名な自在掛、 芹沢銈介が手掛けた工藝と、
民藝運動にかかわった人々のファッションと,
展示自体の内容がとてつもなく大きく消化できずに疲れ切ってようやく有名な日本の民藝地図へ、
「これで終わりだから集中しよう」
と切り替えて日本の民藝地図の展示品を見て次の部屋へと移動した瞬間、
まだまだ展示は続いていた、、、日本の民藝地図は展覧会の中盤、、、
集中力も気力もなくなり、、それからは足早に展示品を流し見で見ることしかできなかった、、

いかに知らない事が多く、無知だったか、
足早に見てしまった展示品に対して申し訳なかった。 

日本民芸館も数年前に行ったっきり、
河井寛次郎記念館へも足を運ばなくては、
芹沢銈介美術館に関しては、白井晟一が先行してしまうのを改めなくては、

気軽に「知ってる!知ってる!」とは言わなくなったが、
まだまだ知らない事が多すぎる。

家にある民藝達?
これらを民藝と言っていいのかよくないのかの判断がつかない、、

いかに知らないかを知ることを知りました。